【最終結論】2019日本ダービー 追い切り評価&個人的穴馬予想

2019年日本ダービーの枠順有利不利、外厩利用馬の考察&個人的追い切り評価ランキングや、最終予想について記事をまとめようと思います。
2019日本ダービー 枠順考察。好枠を取った馬は?

枠順の有利不利について、過去20年の日本ダービーのデータを見ると、勝率、連対率、複勝率の全てで1枠が好成績を収めています。
また、2枠も勝率2位、複勝率も2位で好成績。
つまり内枠が有利ということになっています。
さらに脚質に関して成績を調べると、先行と差しが勝率が良いですが、そこまで露骨な偏りはなく、それよりも早い上がりを使える馬、というのが好成績を収めている傾向があります。
上記の枠順(1・2枠)+早い上がりを使える馬という2点を考慮すると、
正直言って、「該当馬なし」・・かなと思います。
あえて無理やりひねり出すと、エメラルファイトが2歳時に33秒台で2回走っていましたので、ある程度は対応できるのかな?と思いますが、一線級相手となるとやや疑問符が付きます。
2019日本ダービーの外厩利用馬は6頭
- ヴィント グリーンウッド
- サトノルークス ノーザンFしがらき(前走も利用)
- サートゥルナーリア ノーザンFしがらき(前走も利用)
- ダノンキングリー ノーザンF天栄(前走も利用)
- クラージュゲリエ ノーザンFしがらき(前走も利用)
- アドマイヤジャスタ ノーザンFしがらき(前走も利用)
過去の外厩利用馬成績を見ると、好成績だったのは、エポカドーロ、レイデオロ、スワーヴリチャード、イスラボニータ、ディープブリランテ、ベルシャザールくらいで、オークスと比べて、そこまで外厩利用馬が突出して好成績ではないです。
特に去年はノーザン外厩利用馬が全滅してますね。
ですが、昔に比べて今の外厩レベルはかなり上がっているのは間違いないので、今後は外厩利用馬の成績が変わってきそうな気はします。
2019年 日本ダービー 個人的追い切り評価ランキング
何度も繰り返し言って申し訳ないですが、私の追い切り評価基準は、該当レースの最終追い切りタイムや動きだけを見ての評価ではなく、過去の中間も含めた調教過程と比べて、今回はどれくらい変化・成長しているか?という部分に注目して評価しています。
なので、他の追い切り考察サイトと比べると、ちょっと評価がおかしい場合がありますので予めご了承下さい。
※タイムについて:追い切りタイムは調教映像内のトラックマンが手動計測したものではなく、ネットケイバのプレミアム会員が見れるタイムを参考にしています。(※1週前考察の場合は異なる場合有)
※位置について。位置とは1~9段階あり、数字が小さいほどインコースを走ったということ。9なら大外を走ったということです。9で好タイムならかなりコースロスをして出したタイムなので価値は高めかも?
1位 サートゥルナーリア
レーン騎手(ルメール騎手から乗り替わり)
▼前回
- 1週前:CW良 81.3 66.0 51.2 37.8 11.5 位置9
- 最終:CW重 70.0 54.5 40.3 11.8 位置7
▼今回
- 1週前:CW良 69.4 53.2 37.6 11.8 位置8
- 最終:CW良 82.9 67.3 52.3 38.1 11.7 位置9
評価 S
追い切り本数 8→8本。
休み明けだった前走と比べて、追い切り本数は変わらず。
前回に比べると、しっかり上がり3F(ラストのキレ)を意識した調教を行っている印象。
最終追いは大外回って、直線で古馬OPのタニノフランケルを楽々突き放す内容。
動き自体は相変わらず大物感たっぷりで、休み明け一度叩いて更にキレが増し、動きが良くなっている印象。
特に文句のつけようがなく、非常に高いレベルで安定している。
2位 ヴェロックス
川田騎手
▼前回
- 1週前:CW良 79.6 64.6 50.5 37.3 12.0 位置9
- 最終:芝やや重 86.9 70.1 53.7 37.4 11.2 位置4
▼今回
- 1週前:CW良 78.5 63.3 49.0 36.5 11.5 位置8
- 最終:CW良 82.9 67.2 52.5 38.5 11.5 位置8
評価 A+
追い切り本数 5→6本。
前回の1週前は単走だったのが、今回は併せで直線もしっかり追われて、かなり負荷をかけてきた。
最終追いもラストのキレと集中力がある走りで、状態は絶好。
1週前、最終追い共に動きは抜群で、この馬もサートゥルナーリア同様、かなり高いレベルで状態が良さそう。
3位 クラージュゲリエ
三浦騎手
▼前回
- 1週前:CW良 82.9 67.4 52.3 38.5 12.4 位置8
- 最終:CW重 83.8 67.7 53.4 40.7 12.6 位置6
▼今回
- 1週前:CW良 82.8 67.9 53.3 38.9 11.8 位置7
- 最終:CW良 81.7 67.4 52.3 38.5 11.9 位置8
評価 A
追い切り本数 6→5本。
前回は1週前、最終追い、どちらも追われてから動きが鈍く遅れていたのが、今回の最終追いは長めからラストも反応良くしっかり動いた印象。
前回と比較すると、明らかに1週前、最終追いと動きが違う。
馬にスイッチが入った印象。
変わり身・変化を大きく感じたので高めの評価。後は相手関係。
4位 アドマイヤジャスタ
デムーロ騎手
▼前回
- 1週前:CW良 81.4 66.2 51.5 37.7 12.0 位置5
- 最終:坂路重 52.6 39.1 25.9 13.0
▼今回
- 1週前:CW良 79.8 64.7 50.7 38.0 12.3 位置8
- 最終:坂路良 51.7 37.5 24.5 12.6
評価 A
追い切り本数 8→7本。
多頭数の皐月賞を使われたことでレース勘が戻ってきたのか、1週前、最終追いともに素軽さ&反応が増している。
外厩後もすぐに坂路で52秒台の時計を出していて、ノーザンFしがらきでもしっかり乗り込まれていた印象を受ける。
5位 サトノルークス
池添騎手
▼前回
- 1週前:CW良 82.5 67.7 53.1 39.5 12.2 位置6
- 最終:CW重 52.1 38.5 12.2 位置8
▼今回
- 1週前:CW良 83.3 68.2 53.7 39.4 11.8 位置8
- 最終:CW良 52.3 37.9 12.1 位置5
評価 B+
追い切り本数 7→5本。
1週前にクラージュゲリエと併せ馬をして、最後まで競って併入した内容は、皐月賞の1週前の3頭併せで遅れた内容に比べたら、かなり良くなっている。
外厩から戻ってきてすぐCW82秒台ラスト11.6を出すあたり、この馬もノーザンFしがらきでしっかり乗り込まれている印象を受ける。
6位 エメラルファイト
石川騎手
▼前回
- 1週前:南W良 67.4 52.1 38.3 12.8 位置6
- 最終:南W良 82.3 66.3 51.7 37.8 12.5 位置5
▼今回
- 1週前:南W良 69.4 54.0 39.5 12.3 位置8
- 最終:南W重 66.3 50.8 37.6 12.7 位置7
評価 B+
追い切り本数 4→8本。
脚を痛めて、皐月賞を回避し、スプリングSから間が空いたが、それを感じさせない中間の乗り込み量と動き。
1週前が軽すぎたのか、それを考慮して最終追いはしっかり追ってきた印象。
追われてからの走りは反応良くパワフルな動き。状態は問題なさそう。
7位 ダノンキングリー
戸崎騎手
▼前回
- 1週前:南W良 66.1 51.9 38.7 12.7 位置5
- 最終:美浦P良 64.7 50.6 37.3 11.6 位置7
▼今回
- 1週前:南W稍重 80.1 65.8 51.8 38.4 12.7 位置7
- 最終:美浦P良 69.6 54.2 39.6 12.9 位置6
評価 B+
追い切り本数 5→4本。
1週前に南Wで強め→最終追いポリトラックでサッと流すいつもの調整。
ただ今回は最終追いのポリトラックの調教がちょっと不安感あるかも?
1週前は長めから併せ馬で追われて、しっかり負荷をかけられ、動きも良い。
最終追いは左回りのポリトラックで終始折り合い重視の調教。
コーナーから直線に入っても、ずっと首を振って掛かっていて、終始力んだ走り。見た目からはあまりいい印象を受けない。
この最終追いでの「首を振るかかり方」が、個人的にはレースで影響しそうな気がしたので、やや評価を下げた。
正直、馬の力が強いのは十二分に分かっているし、血統的にもディープ×母父ストームキャットはダービーで相性抜群なのも分かっているが、どうしても個人的な評価基準で考えた場合、変化・成長という意味で、最終追いの内容が評価できなかったので、状態は良いんですが、全体的に見てやや評価を下げました。
8位 メイショウテンゲン
武豊騎手(三浦騎手から乗り替わり)
▼前回
- 1週前:CW良 81.2 65.5 50.8 38.2 12.4 位置8
- 最終:CW重 82.9 67.0 53.3 40.0 12.8 位置8
▼今回
- 1週前:CW良 82.5 67.2 53.3 39.8 12.1 位置8
- 最終:CW良 81.8 66.4 51.3 37.7 12.1 位置7
評価 B+
追い切り本数 6→6本。
使うごとに重苦しさが減っていっている印象で、成長を感じる馬。
今回の最終追いは仕掛けられてからしっかり反応して、併せた馬を突き放していたし、今まででの最終追いの中では一番動きがよく見える。
その他、気になる馬たち(短評)
ロジャーバローズB+ 最終追いは坂路で自己ベストタイの52.6秒。ただ間隔が詰まって坂路のみの調整過程がやや不安。
ニシノデイジーB 最終追いはポリトラックで軽め。前走のデキが良かっただけに、その状態をなんとかキープ出来ている印象。
レッドジェニアルB 間隔が詰まっているので調子維持がメインの調整。この馬なりに状態はキープ。
ランフォザローゼスB この馬なりには順調に仕上がっているが、全体的には軽め。本格化するのはまだ先か。
リオンリオンB+ 調整過程・タイムは変わらず順調。追われてからの反応が今ひとつだが、逃げ馬なので、あとは展開次第か。
タガノディアマンテB 使い詰めで追い切り本数は2本のみ。ただ坂路の時計は52秒台でこの馬なりに出ており、前走状態は維持か。
シュヴァルツリーゼB 前走と同じ追い切り本数で、調整過程もほぼ同じ。大きな変化ないがこの馬なりに順調。
この中の馬だと、ロジャーバローズとリオンリオンが少し気になる。
どちらも逃げ馬なので、万一大穴あけるとしても、2頭とも逃げ残るのはちょっと考えづらいですが。
【予想・買い目・購入馬券まとめ】2019日本ダービーの個人的最終結論
というわけで、追い切り重視予想の最終結論は以下のようになりました。
◎6サートゥルナーリア
○13ヴェロックス
△10クラージュゲリエ
△12アドマイヤジャスタ
△4サトノルークス
△3エメラルファイト
馬券はサートゥルナーリアーヴェロックスの馬連が本線です。
あとはワイドでヴェロックスから△に流して遊ぼうと思います。
13ー10、12、4、3のワイドって感じです。
サートゥルナーリアとヴェロックス2頭軸の3連復や3連単流しでもいいんですが、大してオッズ変わらなそうだし、万一、レーン騎手がやらかしたことを考えて、ヴェロックスからのワイドにしました(弱気)
それにしても今年のダービーはサートゥルナーリアがどんなレースをするのか楽しみですし、馬券も当たって欲しい・・(切実)
それでは!