【禁止薬物テオブロミンとは?】7頭立て函館SSが競馬の闇すぎる件

函館スプリントSというか、今週の競馬が禁止薬物問題で、前代未聞の事態になっていますね。
JRAは6月15日、禁止薬物を含んだ飼料添加物を摂取した可能性がある馬が判明したため、今週の中央競馬(東京、阪神、函館競馬)に出走する156頭を競走除外にすると発表した。
https://hochi.news/articles/20190615-OHT1T50056.html
重賞レースが突然6頭除外で7頭立てとか、どう考えても異常事態。
24年くらい競馬見てますが、重賞レースでこんないきなり大量除外は初めてな気がします。

その他、2019年6月15日~16日開催の競馬で156頭の除外馬詳細。
自分が予想していたユニコーンSの除外は、サトノギャロスとロードクラディオだけだったので、まあ馬券は問題なく買えそうです。
この騒動、結論から言うと、ニュース報道が本当なのであれば、飼料を与えた厩舎関係者の問題と言うより、JRA側の問題のほうが大きい気がします。
グリーンカルに入っていた禁止薬物「テオブロミン」とは?
今回問題となった禁止薬物を含んだ飼料とは、サプリメント「グリーンカル」に混入していた「テオブロミン」。
テオブロミンはカカオやチョコレートに入っているカフェイン。
これを食べた馬(もしくは疑いのある馬)がアウトということです。
本来であれば、販売前に検査を行うはずが、この海外から輸入された「グリーンカル」という飼料(サプリ)は、検査を行わずに販売されていたそう。←ここが一番の問題点ですね。
関係者によれば、問題のサプリメントは海外から輸入したもの。このような馬の口に直接入るものだけでなく、医薬品なども含めて、初めて使用する際には競走馬理化学研究所の検査を受けるのが通例。このサプリメントは検査結果判明前に販売していた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190615-00000001-spnannex-horse
袋に禁止薬物が入っていない旨が明記されていた
ある調教師によると「袋に禁止薬物が入っていない旨が明記されてある」と言っており、本来のグリーンカルは禁止薬物は入っていないということ。Twitterの情報通りであるのならば、昨年11月分のグリーンカルだけに何らかの不手際で、テオブロミンが混入していたということになりますね。
グリーンカルを購入、使用していたある調教師は「袋には禁止薬物が入っていない旨が明記されている。ありえない」と怒りをあらわにした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190615-06150072-nksports-horse
これは・・厩舎関係者からしたら、完全にもらい事故・・。
せっかく目標のレース向けて時間とお金と人を掛けて馬を仕上げたのに、それが検査体制の不手際でパーになるとか、安田隆行調教師も言っていましたが、これが公正競馬と言えるのか?
禁止薬物で156頭除外騒動。そもそも今週の競馬に限った話なのか?
そして、もっとも気になるのが、これが今週に限った話なのか?ということ。
まあレース後に1~3着馬は薬物検査を受けているので大丈夫なんだとは思いますが、
これだけの大騒動になると、「じゃあ今までの飼料とかサプリは大丈夫だったのか?」という疑問が当然湧いてくると思います。
競馬施行規程第132条に規定された薬物。馬の競走能力を一時的にたかめ、または減ずる薬品または薬剤を指し、これを投与され、その影響下にある馬は、出馬投票できない。公正確保のため、レース後、1着から3着までの馬と、裁決委員が指定した馬については、禁止薬物の検査のための理化学検査を受けなければならない。この理化学検査は(公財)競走馬理化学研究所が担当している。
http://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w172.html
なんというか・・(公財)競走馬理化学研究所に不信感わきまくりなんですが・・。
まだ全容が全く分かっていないので、分からないことだらけですが、
競馬の根幹にも関わってくる部分なので、
JRAは変に包み隠さず、厳正に対処してほしいところです。
また何かあれば追記します。
それでは!